長野県某所にある山小屋。
電力会社から電気を引いていないので、以前から太陽光発電を導入していましたが(http://tukuruder.com/archives/362)、ソーラーパネル・バッテリーともに容量が小さく(パネル:9W・バッテリー12A)、電気の連続使用時間が短いことが難点でした。 さらに今年になって設備の調子が悪くなったため、入れ替え工事を行いました。
今回導入した機材は、ソーラーパネル(三菱電機製24V・134W)、バッテリー(AC Delco製12V・105A)、それと謎?のコントローラーです。
コントローラーがちょっと曲者。CLP15というモノ。
どうやら無人の照明設備等用らしいです。パネルが24Vでも12Vへ変換してくれるので便利なのですが、充電中は出力をしません。ということは日中は電気が使えないので、薄暗い山小屋では使いにくいですね。出力はコントローラーを介さずバッテリーから直接とった方が良いかもしれません。
ちなみに出力される時間は上側面のスイッチで行います。
スイッチ長押しでLEDが点滅。出力させたい時間数点滅したところでスイッチを離します。例えば8時間出力させたいなら、8回点滅したところでスイッチを離します。
これらを既存の設備へ接続。
各照明器具それぞれに自動車用インバータ(12V→100V)を取り付け家庭用100V交流電源へ変換、手元スイッチでインバータごと電源ON/OFFします。照明器具の数だけインバーが必要なので、初期費用はかかりますが、こうすることでインバータの待機電力を節約できます。パネルが発電していない時でも長時間電力供給をするための工夫です。
本来は屋根に設置するパネルですが、とりあえずは室内の南側窓へ設置しました。この山小屋は常時人が居て毎日電気を使うわけではないので、室内に射し込む太陽光でゆっくり発電しても十分使用できます。