パソコンの寿命って本当に短いな。 1995年夏に購入した我が家のDOS/V1号機(Pentium75MHz)も1年半でリタイア。それからず〜っと眠っていたんだけど遂に蘇る時が来た。メインボードをMacintoshIIcxの筐体に載せてしまいました。でもそれだけではありきたり(充分マニアック?)。ここまで来たらとことんMacにしてしまおう! というわけでFUSION-PCを使いMacOSまで載せてしまった、裏の裏は表なマシンを大公開!
使用機材
FUSION-PC(DEMO)
Packard Bell VFM(Pentium75MHz)
Macintosh IIcx
Intel JBOX PODP125(75MHz→125MHz)
筐体の加工
このCXをDOS/V機へ改造するのだ。
今回使用するメインボード。Packard Bell製。現状ではPentium75MHzが載っている。オンボードのVGAはCirrus Logic 5430 VRAM1MB。ライザカード上のスロットはISA×4・PCI×2。
電源取付け場所の加工。
CXの電源はATとほぼ同じサイズ。 ACコードの取出口を加工するだけでピッタリ収まった。
ケース内の邪魔な出っ張りを削り、背面のポート類が付く場所を開口。
仮組み
見事にハマった電源。ポート類の開口部は切りっぱなしで、まだ見栄えが良くないですな。
マザーボードのサイズもピッタリ。あまりにもぴったり過ぎて、フロントに電源スイッチを付けるスペースがなくなってしまった。仕方がないのでボタンだけをダミーで付けました。
ライザカードもピッタリ。隣の電源との隙間はなんと2mm!!。間にアクリル板を挟み絶縁してます。
各パーツの固定
ポート類取付け場所にはボロ隠しにプラスチックのプレートを貼った。もちろん色もちゃんとあわせている。電源スイッチは CXの主電源があった場所へ。
フラットケーブルに隠れているのがHDD540MB(IDE)。
ラ本来ならHDDの下にFDDが付けられるんだけど、、、
DOS/V用のFDDってイジェクトボタンがあるから、、、
フロントパネルにボタン用の穴開けるのはちょっと抵抗あるしねえ。FDD付けても取り出せなきゃ意味ないし。緊急取り出し用のピンホールを利用してイジェクトできないか等、色々考えたんだけど、やっぱり無理みたい。
赤い基盤はLANカード。ライザカードのPCIスロットに差してます。リアパネルまで基盤が届かないので、コネクタはケースの中。ブラケットは邪魔なので外してあります。フロッピーがだめでもファイルのやり取はネットワーク経由でできるからね。
完成
オンボードのポート類。左から、プリンタ、シリアル、マウス、キーボード、モニタ。
電源付近。
ソフトのインストール中。CO-ROMは仮付け、内蔵しません。FDDは付けない予定だったけど起動時にエラーが出るのでこの後内蔵してしまった。当然イジェクト不可能。OSはWin95+FUSION-PC+MacOS7.5。デフォルトでは電源投入後、Win95の DOSモード上でMacOSが自動的に起動するように設定。もちろんWin95はGUIでの起動もOK。
ジャンク屋で偶然こんなものを見つけた!Intel PODP125(\3500)。これがあればPentium75MHzが125MHzになる!
早速装着。さすがにジャンク品、ピンが曲がっていて取付けには苦労しました。しかもBIOSでは120MHzと認識されてしまう。悔しいからクロックアップで133MHzにしてやった。
起動画面と各種設定
電源投入直後。クロックアップの甲斐あり133MHzに。FDDにディスクが入ったままなのでBootSequenceは C Only。
WindowsがGUIで起動しないようし、DOS用ドライバーの読み込みを画面に表示させないようにするため、 MSDOS.SYSはBootGUI=0、Logo=1。起動ロゴはMacらしくグレーの単色に。
Mac起動。
FUSION-PCを自動的に起動させるためにはちょっとしたコツがあります。AUTOEXEC.BATにFUSION.EXEのパス(このマシンでは C:\FUSION\FUSION.EXE)を記述するだけでは起動しません。まずCDコマンドでFUSIONディレクトリへ移り、その後FUSION- PCを起動するように指定します。
OS7.5起動。
ん〜。まさにMacそのもの。あとはキーボードとマウスかな。