SGIのモニターGDM-20E21はHD-15(VGA)と13W3、2系統の入力を備えている。 このモニターはマルチスキャンなのでSGI以外のマシンにも使用可能である。 Mac用としてHD-15の方で使っていたのだが、Sun SPARC Stationと共用したいと思い、 13W3へ接続してみたが反応がない。 変換コネクタ経由でHD-15へ繋ぎ直してみると、こちらはくっきりぱっちり問題なく映る。 MacとSPARC、マシンを変えるたびにケーブルを繋ぎ替えるのは面倒なので、 できることならMacはHD-15へ、SPARCは13W3へ固定して、モニターの操作パネルから使うマシンを切り替えたいものだ。
SPARC側の出力はRGB+複合同期信号(C-SYNC)。 いろいろ調べた結果、SGIのモニターにもC-SYNCピンのある機種が存在するらしい。しかし、GDM-20E21に関しての詳細は不明。 試しに1番から10番までの各ピンへSPARCからの信号線を接続してみたがどれも反応無し。
、、、、、、これは、もしや、、、まさかとは思うが、、、、
SYNC ON GREEN!?
早速、GreenピンにC-SYNCを直結してみると、 大正解!! 赤紫の画面で映った。 色がおかしいのはGreen信号とC-SYNC信号が干渉していることに原因があり、50Ω程度の抵抗を間に入れることで解決。 しかし、同期がまだ不安定で上から下へ画面が流れる。抵抗値をあと数Ω変えられれば直りそうなのだが、、、
で、思わず手が出た。
抵抗器の両端を手で触れ、自らを抵抗器として ぱっちり映ってしまった。
そこで、こんなものを製作。
壊れたステレオから摘出した500Ωの可変抵抗(ボリューム)。 これをGreen信号線とC-SYNC信号線の間に取付け、 同期するところへツマミを合わせればOK。
だがこのままでは画面解像度が1152×900に固定されてしまう。せっかくだから1028×1024で表示させたい。 そこで良い方法を発見。 3・8・9番ピン(それぞれsense#2・#1・#0)をグランドに落とす組み合わせで、解像度を選ぶことができるらしい。解像度1280×1024、リフレッシュレート76Hzに固定するためには3番・9番ピンをグランド(4番ピン等)に落とせば良い。
強引だが、フレームバッファの出力端子に直接結線してみた。ちなみに、ケーブル側コネクターの1~4番ピン及び6~9番ピンは抜いてある(最初から無かった)ので、この結線と干渉することはない。
最後に配線図。