Fedora Core2 ではWindows用フォントが使えます。
TrueType以外に、Windows2000/XPやMacOS X以降で対応しているOpenTypeも利用可能です。
インストールは至って簡単。 フォント用として設定されているディレクトリへフォントをコピーし再起動するだけ。
フォントファイルの拡張子は、
TrueType — 「.ttf」 または「 .ttc」
OpenType — 「.otf」
以下のディレクトリならばフォント用として使用可能なようです。
/usr/share/fonts/ja/TrueType
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TTF
/usr/lib/X11/fonts/TTF
※TrueType用?
/usr/X11R6/lib/X11/fonts/OTF
/usr/lib/X11/fonts/OTF
※OpenType用?
TrueType
Fedora Core2 標準添付の東風フォントが格納されているディレクトリは「/usr/share/fonts/ja/TrueType」です。どうやらここをデフォルトの 日本語フォント保存ディレクトリにしているようです。ちなみにFedora Core2 標準添付のOpenOffice.org 1.1.1では、
ここ「/usr/share/fonts/ja/TrueType」にフォントがないと認識してくれません。認識できる拡張子は小文字の 「.ttf」だけなので、拡張子が「.ttc」のフォントは「.ttf」変更すれば使用可能になります。
OpenType
FedoraCore2をGnomeで使用していれば、ほとんどのアプリケーションはOpenType対応のようですが、 OpenOffice.org 1.1.1では使えませんでした。拡張子を「.ttf」へ変更してもダメです。
そこで「FontForge」を使ってOpenTypeをTrueType へ変換してみました。
FontForgeは http://fontforge.sourceforge.net から入手できます。
Linux用はSourceしか無いようです(2004年10月現在)。
ダウンロードしたtarballを展開後、以下のコマンドでインストールします。
# ./configure # make # make install
Helper files for editing CID keyed fontsもダウンロード、インストールしておきましょう。
FontForgeの起動は以下のコマンドで。
# fontforge hogehoge.otf
※hogehoge.otfは変換元の OpenTypeフォントです。
なんと日本語化されていました。
メニューで[CID]-[単一化]を行った後、
[ファイル]-[フォントを出力]で適当な名前を付け保存します。
拡張子は「.ttf」、これでTrueTypeへの変換は完了。
しかし非常に不安定なアプリケーションで、私の環境では頻繁にXごとフリーズしてしまいます。作業中に止まってしまった場合は、再起動後、ホームディ レクトリの.PfaEdit/autosave/以下にある、拡張子「.asfd」ファイルを削除して下さい。
変換したTrueTypeフォ ントファイルを「/usr/share/fonts/ja/TrueType/」へコピーすればOpenOffice.org 1.1.1でも使用できます。
※小塚ゴシック、ヒラギノ丸ゴシックはOpenTypeフォントを変換したものです。